ブログ : 太陽の光を何%反射する?? blog
従来塗料と遮熱塗料の違い?
従来塗料と遮熱塗料の違いは、より多くの光を反射するのが遮熱塗料です。
※従来塗料も光を反射しています。
性能比較?
耐候性などを比較する場合は、促進耐候性試験2000時間突破などと時間で比較しますが遮熱性能も数値で比較できます。
それが「日射反射率」です。太陽光を何%反射するのかという意味です。反射率が高い数値程に遮熱性能が高いという事になります。
遮熱塗料は、従来塗料よりも日射反射率が高いという事になります。
従来塗料との日射反射率の違い
光を見るときに、目に映るのを「可視光」
目に見えない「赤外線」「紫外線」
目に見えない「赤外線」「紫外線」は太陽光の約半分を占めています。
太陽光100%=赤外線50%+可視光47%+紫外線3%
つまりは太陽光のうち半分は見えてないんです。光の半分を占める赤外線が見えない為に遮熱塗料と従来塗料の差が生まれるんです。違いを赤外線にフォーカスすると差が見えてきます。
グレー色で比較した場合、可視光だけの反射率は、遮熱塗料も従来塗料もほとんど差が出ません。約45%くらいです。
次に見えない赤外線の反射率では、従来塗料30%、遮熱塗料は何と85%と驚きの差があります。
目に見えない赤外線の反射率が大きな差があるために合計した日射反射率は従来塗料で35%。遮熱塗料65%という違いになるんです。
遮熱塗料の抑えておくべき5つのポイント
1.☆遮熱塗料は色によって反射率が違います。
2.☆遮熱塗料は、従来塗料よりも反射率が高いです。
3.☆反射率の高さは、淡い色ほど高い
4.☆反射率の差は、濃色ほど大きくなる
5.☆濃色の遮熱塗料よりも淡彩色の従来塗料の方が反射率が高くなることがあります。
体感温度とは?
「大半の人がこう感じるであろう」という感覚を数値化したもの!
最も単純な比較方程式
(室温)+周辺の平均表面温度)÷2
例
室温が25℃
天井・壁の表面温度(夏場)30℃
天井・壁の表面温度(冬場)20℃
夏場の体感温度(25+30)÷2=27.5℃
冬場の体感温度(25+20)÷2=22.5℃
室温が同じでも5℃もの体感温度の差が出るんです!
暑さや寒さを感じる人間のセンサーはあらゆるものをとらえてます。
環境条件:気温・温度・風速など
個人条件:体調・衣服・代謝など