ブログ : 化粧スレート屋根とは? blog
スレート瓦葺き屋根とは?
セメントと石綿を85:15の割合で混合して作られた暑さ4.5mmの薄い瓦のことです。メーカーによって、コロニアル、またはカラーベストと呼ばれています。1960年頃から発売開始。クボタ、ナショナル、浅野スレートなどのメーカーが製造しています。
特徴
日本瓦に比べて軽量で施工しやすいために一般的に多く使われていますが、「踏み倒れ」や「ひび、苔」などによって生じた雨漏りにより、20年を過ぎた頃から下地の板(野地板)が痛み始めるケースがよくあります。また、スレート瓦の防水能力は表面に塗布された塗装被膜に依存しているため、定期的な塗装による防水メンテナンスが必要となります(新築時の塗装はアクリル塗装で耐久年数は7年前後)。
※JIS規格ではスレート瓦施工時の野地板の厚さは9mm以上でなければならないと定められています。
スレート瓦葺き屋根=セメント85%+石綿(アスベスト)15%
「たかが苔」と思っていたら大変なことになるかも!
セメントと石綿が主原料のスレート瓦は、表面に塗装されている防水塗料が劣化し始めると、雨水が瓦自体にしみこんでしまいます。そのため日陰になりやすい北側の屋根などは、「苔の生育に適した場所になってしまうのです。
スレート瓦の防水効果は弱くなる?
スレート瓦の防水性が劣化し始めると、苔の発生だけでなく、「割れ」「下地の反り」を誘発する恐れがあります。例えば冬の時に瓦が水を含んだまま凍ってしまったり、夏の時期に夕立の後の晴れ間に強い日差しで急激乾燥したりした等の条件下で発生します。
大問題になる前に!「ダイエイリフォームからの忠告ポイント」
普段、あまり目にすることのない場所ほど、知らず知らずのうちに傷みが進んでいるもの。屋根の上は、まさにそうゆう場所です。とはいえ、ご自身で屋根に上ってみるのは大変危険です。家についての専門知識を熟知している専門業者に点検してもらうのがお勧めです。無理して登って怪我なんてしないためにも・・・。
屋根の上にこんな隙間があったなんて!
屋根の板金部の継目などから雨水が入らないように隙間を埋めるコーキング材。重要な役割を担っているコーキング材が剥がれると、劣化は急激に進行します。雨風や紫外線をまともに受ける屋根の上は、住まいの中で最も早く痛みが進んでしまう場所です。
スレート瓦の家には必ず起こる「釘抜け」現象
屋根は釘止めしているところが多くて、年数経過で徐々に抜けてきます。これを放置しておくと棟抑えの板金のはずれや錆の発生につながります。また、いつのまにか下地材がむき出しになんてケースも・・・。
大問題になる前に!「ダイエイリフォームからの忠告ポイント」
外敵から家を守る屋根には、障害が多いものです。梅雨や台風シーズンの前には一度点検をしておいた方が良いでしょう。また、家全体の定期的な健康診断も必要です。新築から5年、8年、10年目を目安に、総点検をお薦めします。
剥がれた塗膜の下から下地が見えている屋根
スレート瓦の本体は、セメントと石綿の化合物であるため、塗装による防水性が無くなると雨水がしみこみやすくなります。また、そのまま放置しておくと、苔の発生やひび割れや下地の反りあがりなどを引き起こし、スレート瓦の耐久性を著しく低下させる原因になります。
剥がれた塗膜は?
剥がれた塗膜を放っ飛しておくと、風に飛ばされ、ご近所まで飛んで行ってしまいます。「最近、どうも洗濯物に燃えカスのようなゴミが付く」といったことがあれば、一度屋根をご覧になってください。
大問題になる前に!「ダイエイリフォームからの忠告ポイント」
風で飛び散った塗膜は洗濯物などを汚すだけでなく、自動車や家の外壁に付着すると取れないことがあります。剥がれてしまったとはいえもともとは塗料です。一旦、定着してしまうと、薬品でふき取るか、あるいは上からもう一度塗装するということになってしまいます。もしも、自宅の屋根がこのような状態になっているのならご近所にも迷惑をかけてしまいます、長年住み続ける家です。近所とのトラブルは避けるべきです。不仲になり訴訟されたなんて事になる前に専門業者に速やかに相談してくださいね!