ブログ : アスベストとは? blog
アスベストの語源は「消し尽くせない」を意味するギリシャ語です。
この語源の通り、耐火に優れ、半永久的に劣化せずに存在し続けながら天然鉱物で安価という意味では代替品が存在しない優れた素材が「アスベスト」です。「アスベスト」が原因として発病するものは、肺がんと悪性中脾腫といったものがあります。アスベスト問題のほとんどは、断熱・耐火被覆材として鉄骨やコンクリート造の天井などへの吹付けに関連するものです。実はこの吹付けアスベストの使用量は、製造が最も多かった1970年代当時ではアスベスト全体の3~8%と意外に少なく、これだけの少ない使用料でありながらも、社会にパニックを引き起こしている程の非常に大きな問題になっています。
スレート屋根は、メーカー名では「コロニアル・カラーベスト」という名前が一般的です。
アスベストが露出している屋根の写真で、白く見える部分に注目してください。これが「アスベスト」です。メーカー曰く、基本的にそのままでも飛散することは無く、安全に問題は無いと発表していますが、このまま放置するとアスベスト成分が飛散する可能性があります。特にコロニアル製品は、スレート屋根の約9割と言われており、1戸あたり約400㎏のアスベストが含まれている住宅が日本全国で約500万戸もあると言われています。(役所の規定では、アスベスト含有建材の危険等級はレベル3となっておりますが、危険であることに変わりはありません。)
おそらく今後は法整備が進み、年々厳しくなっていくと思われますが、何分、日本は対応が遅すぎるので、民間レベルで危険を認識し、安全で有効な手段を考え実行していかなあければいけません。
中でもスレート屋根の張替が一番危険です。
作業者のみならず、住人、近隣の方にも危険を及ぼす可能性があります。現在の技術で、最良な方法は新たに屋根材を被せるカバー工法(重ね葺き)か塗装にて塗替えをする方法です。5年以上経過している屋根材は、劣化する前にどちらかの方法でメンテナンスをするのが望ましいです。ただし10年程度出までならば塗装で屋根材を保護しアスベストの飛散防止をするのが価格もぐっと抑えることが出来るので、お勧めです。※塗装かカバー工法かは築年数と、実状の劣化状態により判断し決定することになります。
上の淡路市内のお宅様の屋根塗装リフォーム後がこちらです!
1⃣高圧洗浄
2⃣下地処理
3⃣下塗りサーモテックシーラー2回塗り
4⃣縁切りタスペーサー挿入
5⃣中塗りシャネツテックSi
6⃣上塗りシャネツテックSi